マップで目指す未来像

サイクルマップで目指す未来

桐生は個性あふれる魅力的な店舗と豊かな自然を併せ持つコンパクトな町です。さらに本市は、「SGDs未来都市」選出、「ゆっくりズムの町」として、地球温暖化防止や持続可能な未来社会実現に向け推進しています。自転車は、環境に負荷をかけず、市民の健康増進につながり、ゆっくり観光もできる交通手段です。街中で駐車場で悩む心配もなく、数か所の店舗巡りも軽快に楽しめます。

また桐生市街地から北に行けば、週末でも車通りが少なく自然を堪能できる梅田エリアがあり、サイクリストが多くサイクリングを楽しんでいます。この梅田エリアは、森林浴の森100選・水源の森100選に選ばれている桐生川の源流をすぐそばの道を楽しむことができます。

このすべてを叶える乗り物こそが自転車です。このサイクルマップを通じて、桐生市内を自転車が駆け巡る町になる第一歩になればと思います。

今後は、市内にサイクルラックを増やす、サイクルスタンプラリーの開催、町と自然をつなげたサイクルイベントの開催、市内シェアサイクルの実施など、自転車の町桐生をめざして行きたいと思います。

マップ作成後の未来像:夢

サイクルラックとは、スタンドがついていない自転車を立てかける為のラックのこと。サイクリストはこのラックが店頭にあるかないかで、立ち寄りやすいお店かそうでないか判断するほど重要なラックなんです。

レンタルサイクルなどのママチャリは、もともとスタンドがついているのであまり気にすることはありませんが、ラックがあるとサイクリストウェルカムなんだな。一目でわかります。

マップに掲載しているお店を自転車で巡ることで、店ごとに特典があったり、スタンプを全部集めると景品がもらえたりと桐生市内を自転車が駆け巡るイベントを開催していと思っています。

現在桐生市で行われているスポーツイベント(体育大会含む)の内、市民が参加できるものは、「桐生市民体育大会」、「桐生市堀マラソン」、「桐生市長杯スポーツ交流大会」の3つだけです。

この中にサイクルイベントの開催をぜひいれたいなと思っています。ただのレースイベントではなく、リレー形式にチームで競争してみたり、ママチャリ部門を用意して、楽しみながら親子でも参加できるもの、また連携しているお店に出店して頂いたり、マルシェを同時に開催するなどサイクルフェスのようなイベントをやりたいと考えています。

ライドイベント

自転車の町桐生を目指すには、インフラの整備も不可欠になると思います。海外の名立たるサイクルシティ(アムステルダムやコペンハーゲンなど)は、電車の車列の内、自転車専用車両がある、バスにも乗せられる、道路に自転車専用レーンがある、シェアリングで気軽に自転車に乗れるなど、自転車が生活の一部になっています。人の数よりも自転車の数が多いんだそうです。

桐生市内では、現在7か所でレンタルサイクルを実施しておりますが、日をまたいでの利用ができなく遅くても18時には借りた場所へ返却しなければなりません。

したがって、市内に宿泊されている観光客は、なかなかレンタルサイクルを利用しにくい環境なのではないかと思います。道路に自転車専用レーンを作るのは難しいかもしれませんが、市内の提携店舗にシェアサイクルを配備し、近所に住む方も、お店を利用する方も、気軽に利用出来たら自転車利用が増え面白いサイクルシティになるのではないかと思い描いています。

また、より気軽に自然の中でサイクリングを楽しむために、バスの車内(もしくは専用ラックを取付け車外)に自転車を持ち込み、梅田エリアの桐生川源流の清々しい中をサイクリングを楽しむアイデアもあります。